和歌山県熊野本宮温泉郷
紀伊山地の奥深く、熊野参詣道の聖地である熊野本宮大社の麓に湧き出る温泉「熊野本宮温泉郷」。湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉の3つの温泉があり、豊富な湯量と泉質が魅力的ないにしえの温泉郷です。
湯の峰温泉は、4世紀頃に発見されたと伝わる日本最古の温泉です。小栗判官の蘇生伝説が残る「つぼ湯」は、日によってはお湯の色が7回も変化することから「七色の湯」とも呼ばれ、熊野古道の一部として世界遺産に登録されました。
川湯温泉街のすぐそばを流れる大塔川は、川底から約70度の温泉が湧きだす不思議な川です。河原を掘って湧き出る温泉に冷たい川の水を混ぜると、自分だけの露天風呂をつくることができます。冬には、大塔川の一部をせき止めた巨大な露天風呂「仙人風呂」がつくられます。
熊野三山のすそ野を流れる四村川沿いの渡瀬温泉には、西日本最大級の大露天風呂や趣向を凝らした貸切露天風呂が楽しめる宿泊施設「わたらせ温泉」があります。近隣には渡瀬温泉センター「おとなしの郷」があり、温泉施設やバンガロー・キャンプ場などが立地する人気のアウトドアエリアです。